後藤家は装剣小道具に関してもっとも著名な名流である。
始祖の祐乗 (1440 - 1512) が足利時代後期に出現してから、
徳川時代末期に至るまで、ほぼ400年の年月を継承し、
我が国日本の彫金界に君臨したのみでなく、財務や政治・文芸など多方面にわたって活躍した。
後藤本家
後藤宗家は、始祖の祐乗から第17代の典乗まで続いた。
6代栄乗のとき、家康より幕府の分銅大判改め役および彫物役に任命された。
後藤一乗
後藤一乗は、後藤家の棹尾を飾る名人で、
伝統的な家彫 (いえぼり) より出発し、次第に作風を広げ、
赤銅以外の素材も用いて伝統からの脱却に努めた。門人にも名工が多い。
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